RJ01292086 もう俺は、愛してるを唄えない

学生時代からバンドを組み、ミュージシャンを目指していた燈哉(とうや)。
あなたとは専門学校の時に付き合い始め、色々ありながらもうまくやっていた。
専門学校卒業と同時にあなたは就職し、彼は夢を追い続けてフリーターへ。
家賃や生活費は全て折半ではあったが、彼はどうしても後ろめたさがあるらしく、
折に触れて「俺、やっぱり就職しようかと思う」と言い出す。

あなたはそんな燈哉に対して「夢を追って欲しい」と支え続け、
燈哉は「ごめんな」「いつか必ず…」と優しくあなたを抱きしめる。
お金はなくても、家は狭くても、旅行なんて行けなくても、
そんな幸せな毎日を、あなたと燈哉は過ごしていた。

ところが、ある日のこと。
燈哉から1本の電話が入る。
それは、唐突な「終わり」を告げる電話で……。


いきなり人が変わったように冷たい態度で突き放してくる彼とまともに話し合うことも出来ず、幸せな日々は突然に終わりを迎えた。



そしてこれは、それから数年後、
あなたと彼が【再会】し、もう一度幸せを探しに行くまでの物語……。

※本作のラストはハッピーエンドです

美柳　燈哉(みやぎ とうや)

元ミュージシャン(ボーカル/ギター)
あなたと同い年

明るく元気で歌うことがとにかく大好き『だった』。
一度決めたことは貫き通す信念がある。

普段強がってはいるものの、本当はすぐ心細くなったりする繊細な性質の持ち主。
ヒロインの事が大好きで、幸せになって欲しくて、その為には自分がいちゃいけないと薄々分かってはいたものの、幸せを手放すことが出来なかった。
不器用なので上手に別れられず、一番手酷い方法で振ってしまい、
そのことをずっと後悔しているが、謝ることも出来ずにその報いだと言わんばかりの生活を続けていた。