







あらすじ
死者を蘇らせる“仙薬”──それによって蘇生した人間・”活死人(かつしじん)”は痛みを感じず、食事も必要としないため、極めて優秀な労働力とされていた。
この“仙薬”を開発したのは、天才錬丹師・陸杞(ルキ)。
彼はかつての先輩”夏璃(シャーリー)”を蘇生し、共に薬屋を営んでいた。
だが、夏璃はあまりにもポンコツで失敗ばかり。陸杞の怒りを買っては、日々“調教”される羽目になる。
縛られ、地に伏し、蝋の熱にあてられながらクリを攻められる…キツすぎる罰に涙を流す夏璃だが──
(イケメンに虐められるのサイコーーー!)
夏璃は超のつくドMだった。
とはいえ、彼女が陸杞の元にいる理由は性癖の相性だけではない。
普段は厳しくも活死人である夏璃の体調には常に気を配っており、失敗しなかった日は温かい言葉をかけてくれる。
その奥にある優しさに、夏璃は密かに惹かれていたのだが…
「ええ売りますよ、私にとってはもう不必要なものなので」
自分が売られる──? とある商談での陸杞の発言が二人の関係を大きく揺るがしていく…
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