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サークル名 | 官能文庫 |
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販売日 | 2024年12月11日 |
ジャンル | お尻/ヒップ 連続絶頂 既婚者 快楽堕ち 中出し フェラチオ |
年齢指定 | 18禁 |
作品カテゴリ | 乙女向け |
作品形式 | ノベル |
ファイル容量 | 2.92MB |
ページ数 | 23 |
専売表記 | DLsite専売 |
品番 | RJ01305929 |
価格 | 110円~ |
ストーリー
深夜のカフェに漂う香りと、密やかに交わされる視線。和樹と雅子は、許されざる関係の中で次第に惹かれ合い、心の隙間を埋めるように秘密の逢瀬を重ねる。常連客だった彼が既婚者であると知りながらも、雅子は彼に抱く熱情を抑えきれない。車内で始まった一夜の情事が二人の関係を一線を越えたものに変えたとき、触れ合う肌が語るのは罪と快楽の甘美な調べ。抑え込んでいた欲望が解き放たれ、二人の心と体は絡み合いながら深い闇へと堕ちていく。
第一章 夜の逢瀬 (サンプル)
深夜の街は静寂に包まれ、昼間の喧騒が嘘のように消え去っていた。街灯がぽつりぽつりと光を落とし、その下で一台の車が路肩に停まっている。雅子はその車内で、スマートフォンの画面を眺めていた。
「もう少しで終わるよ」――和樹からのメッセージ。彼が自分のために時間を作ってくれていることが嬉しい反面、その背後にある事情が胸を締めつける。和樹は既婚者。雅子にとって、彼との関係は決して許されるものではなかった。
和樹が雅子のカフェに初めて訪れたのは一年前だった。カフェの常連として、いつも静かにコーヒーを飲みながら読書をしていた彼は、ほかの客とはどこか違う雰囲気をまとっていた。彼女は気づけば彼に目を留めるようになり、ある日、勇気を出して話しかけた。
「その本、面白そうですね」
その一言が、二人の関係の始まりだった。
それから和樹は、カフェの中で唯一の特別な客となり、閉店間際に訪れることが増えた。いつしか、仕事終わりの時間を雅子と共に過ごすのが彼の日課となり、彼女にとってもその時間が特別なものになっていった。ふとした会話が重なり、いつの間にか二人はカフェの外で会う約束をするようになった。
身体の関係はない。それだけが雅子の中で自分を許す理由だった。しかし、深夜に車の中で二人きりの時間を楽しむこの関係は、明らかに境界線を越えている。彼が常連客だった頃には戻れないと、雅子はどこかで理解していた。
時計の針が「0:30」を指した頃、雅子の視線が歩道に立つ一人の男性を捉えた。和樹だった。スーツ姿の彼は肩を少し落としていたが、その表情にはわずかな期待が浮かんでいた。雅子の胸が高鳴る。
助手席のドアが開き、冷たい夜風が車内に流れ込む。「ありがとう、待たせたね」と和樹が微笑む。その声を聞くたび、雅子は罪悪感と喜びが混ざり合った感情に囚われる。
「お疲れ様。大丈夫?」雅子は微笑みながら尋ねた。和樹が頷き、座席に深く身を沈める。彼の疲れた様子を見て、雅子は彼のために少しでも癒しの時間を提供したいと思った。
車を静かに発進させ、雅子は夜の道を進み始める。二人きりの空間に漂う穏やかな空気が心地よかった。ハンドルを握る雅子の手元に、和樹の視線が無意識に留まっていることを感じる。その視線に触れるたび、彼女の心は静かに高鳴っていった。
仕様
- 短編小説:1編(9,355文字)
- 挿絵:1枚(AI生成)
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